施工管理~鉄筋工事編~
こんにちはサムライ君です(@samuraikunn3)です!
今回は奥が深く、覚えることが結構あるので鉄筋工事について書いて行きたいと思います。
施工管理を始めたばかりの頃は鉄筋工事について何も知らないので、鉄筋工の職人さんによくバカにされたものです笑
よく考えればそりゃそうですよね?知識もない監督さんに指示された所で誰も動いてくれません、なのでちょっとでもこのブログが役にたてばいいなと考えています!
☆まずは構造図熟読
設計図は、意匠図と、構造図があります、そのなかで構造図というのは、鉄筋コンクリート象ならば、柱や梁の配筋要領が書いてありますのでくまなく目を通します、そうしていくと梁や柱にある程度共通があったりするので、逆にちょっとイレギュラーな配筋リストがあると頭に入ってききます!
次に読まなくてはならないのは、構造図に書いてある特記仕様になります!これもくまなく読んでおかなくてはなりません。
そうです!ここで察しの良い方は気づいたかも知れませんが、構造図は全部読むものなのです、読んで理解しなくては、鉄筋工とまともに会話ができません、こんなもん読むのかよ!と思うかもしれませんが、鉄筋工の親方は絶対に読んでいます、出なければ鉄筋を拾うことができないからです、となると現場を管理する立場の現場監督が一度は読んでおかないと、いじ質問された時に答えることができません。
又すべてを頭で覚えなくてはならないといけないわけでは有りません。なぜなら構造図に書いてあるのですから、構造図のあの場所に書いてあった様なと気付きさえすれば、構造図を再度確認すればいいだけのことなのです。
☆鉄筋工との打ち合わせ
施工前にはどんな工事でも事前に打ち合わせを行います。その打ち合わせの時に確認しておきたい事項は以下のような事になります。
・施工日数
・施工人数
・搬入台数
・搬入回数
・クレーン使用回数
・鉄筋足場(高さ、位置、通路、やぐら)
・鉄骨造の基礎や、杭の補強筋が基礎にある場合は、柱筋と地中梁と鉄骨のアンカーと杭頭補強筋の収まりを確認しておきましょう。
・圧接工の入るタイミング、と圧接数量
・柱、梁、基礎の向きの確認
・スベーサー、ドーナツのサイズ確認
とまぁこの程度ことはまず確認しておきたいところです。ぜひ参考にしてみてください。
☆鉄筋工事時の他業種間の調整
鉄筋業者との打ち合わせを行う際は、他業者との調整も必要になります、ここでは特に調整が必要な業種をピックアップします。
・型枠工
・設備工
・電気工
・鉄骨工
・鳶工
・圧接工
☆鉄筋工事の工程を考える
初めて工程を書くときは、なに基準にして工程を書けばいいか解らないと思います、そんな時は
◯歩掛かりで考える
歩掛かり(ぶがかり)とは、ある作業を行う場合の単位数量または、ある一定の工事に要する作業手間ならびに作業日数を数値化したとのです。
施工部位によって多少違うのですが、私の場合は
・一人頭0,6tで計算
という具合に考えて工程を考えています。
例えば鉄筋工事の契約数量80t合った場合、1日10人だとして6t分の工事が進むので80t÷6tで13.3日掛かる計算になります、なので14日または13日程度で工事が終わると考えます。
工事をもっと早く終わらせたいと考える場合は人数を増やして、1日の施工数量を伸ばしていかなくてはなりません。
とはいえ天候やトラブルで工程が伸びる場合もありますが、そんなことを言っていたら工程が書けないので、ぜひ参考にしてみてください。
ではまた!