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【施工管理~鉄骨工事編】

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こんにちはサムライ君(@samuraikunn3)です。

いきなり鉄骨工事といってもなにをするのか分かりませんよね?鉄骨工事の中にも段階によりやることが違ってくるので今回は鉄骨工事に関することを書いて行きたいと思います!

 

鉄骨造とは?


率直に言うと鉄骨で構造体ができている建物です、S造とも言われています!ちなみにコンクリートで構造体ができているものをRC造と言います!

※鉄骨工事の主な流れ
杭があれば杭工事

掘削・捨てコンクリート打設

墨だし・アンカーセット

基礎地中梁配筋・型枠・コンクリート

埋め戻し(ない場合もある)

1階の床配筋・型枠・コンクリート(やらずに次の建方『たてかた』進む場合もある)

鉄骨建方『てっこつたてかた』鉄骨を組み立ていくことです。

デキップレート敷き、スタッド溶接、柱溶接

配筋、型枠、コンクリート

内外部仕上げ作業

というような流れになりますちなみに赤色の文字の部分が主に鉄骨工事になります!、どこかのタイミングで外部足場必要になりますが、それは建物大きさによって先に設置できるのか、それとも建方完了してからなのか途中からできるのかと、判断していってください!

 

※アンカーセット
鉄骨工事でのアンカーセットは墨を正確に出すことと、セットする高さ向きさえ解っていれば作業としてはとても簡単です、しかしセットする前には事前に基礎と梁の鉄筋との取り合いを把握しておく必要ごあります、干渉する場合にはアンカーのフレーム形状の変更や基礎地中梁のフカシを行う必要があります、又杭があったりすると杭の上にアンカーが来ることが多いので事前にどのような形になるのかを把握することが大事です。

 

※鉄骨工事のメインといえば建方
みなさんが思い浮かべている鉄骨工事といえば鉄骨を組み立てる作業(鉄骨建方)になると思います、一口に鉄骨建方と言っても細かい打合せや用意するものが必要となってきます、実際の現場では鉄骨建方を行う前に鉄骨鳶及び鉄骨制作業者との綿密な打合せが日必要です!ではどういったものを用意、打合せしなくてはならないか私なりに書いていきます!

 

鉄骨重量の確認
鉄骨がいくつの部材があり、トータルで何kg鉄骨があるのかを把握する必要があります、それにより何日間で鉄骨が組上がるかを、予定していきます、1番遠くにある部材や、梁、柱の1番重い部材も知る必要性があります、それはラフター(移動式クレーン等)
の能力により重機を選定しなければならないからです。

 

重機や鉄骨部材ストックヤード、搬入車両の確認
まずはどこに重機をセットするかを考えます、現場の大きさによっては、一ヶ所からすべて作業ができたり、ある場所を建てたら、違う場所に移動してまた建方を行ったりします。


鉄骨のストックヤードがあればスペースを計画します、仮設部材もけっこうな量になるため、それも含め計画してください、また次に鉄骨を運んでくる車の大きさや、その日に来る台数及びどこの部分の部材を持ってくるかということも確認してください

 

重機配置に伴う地盤の補強の確認
クレーンを設置する部分に事前に敷き鉄板等で地盤を補強します、打合せ時に必要枚数を確認しておくと良いでしょう!

 

日程の確認
いつから建方が始まっていつまでに建方が終了するのか確認しましょう、建方と一言でいってもその中に、ゆがみ治し、ボルト締め、デッキ搬入敷き込み、スタッド溶接作業などがありますので確認をしましょう!

 

仮設資材の確認
鉄骨建方時に墜転落の危険性を無くすため様々な仮設部材がとりつきます、忘れずに確認しましょう!主な確認項目は
・柱に昇るためのタラップ(取り付け位置も確認しましょう)
・梁側、梁底作業用トピックの取り付け位置(スカイハンガー)
・水平、垂直ネットの設置箇所(梁に仮のフックをつける等の検討もしましょう)
・親綱と親綱支柱の取り付け位置
・柱昇降時に使う安全ブロックの設置位置
・昇降階段につける仮設手摺
・鉄骨を吊るためのワイヤー、イーグルクランプ、梁への仮穴または、吊部材取付け
・その他雑金物類(バタ角・サン木・ベニヤ板・シート・番線等)

あとは忘れずに作業員の予定人数を確認しておきましょう!
上記のことをとりあえず確認しておけば仕事にはなるかと思います!

 

※デッキ敷き、スタッド溶接、柱溶接はタイミングで
デッキ敷き、スタッド溶接、柱溶接に関しては鉄骨の建方の打合せをする際にどのタイミングで行うか、打合せを入念に行いましょう!又デッキ敷き、スタッド溶接あとに配筋や型枠、コン止めの設置(梁に溶接等行って鉄板を取り付ける)などもありますので先を見据えて打合せを行いましょう!

 

※鉄骨工事の様々な検査等
鉄骨工事を管理する上で様々な検査等がありますどのような検査かというとこまで書くと大変堅苦しくなるので、どんな検査があるのかをご紹介します!
・鉄骨製品検査
・軸力検査
・鉄骨建入れ検査
・スタッド曲げ試験
これらのことは必ずやると思いますのでよく覚えておいたほうがいいと思います!(軸力検査は無い場合けっこうある)
あとはボルトの締め方手順が解っていればOK

全部のことは仕様書の様に堅苦しくなってしまうため書きませんが(書けません!)
上記の書いてあること実践していただければ、始めて鉄骨工事に携わる方でもスムーズに工事を行うことができると思います!あっ!みなさんベースモルタル忘れずに!ではまた!