工程表は工事を管理する上で重要
こんにちはサムライ君(@samuraikkunn3)です。
施工管理の仕事についていきなり工程表を見て又は書いて。と先輩や上司に言われても何が何だかよくわからないと思います。
なので今回はそんな悩みが少しでも解決されればいいなと思います。
☆工程表にも種類が
工程表とは基本的には工事期間を示してあり、工事の順番や、いつ工事を行っていつまでに終わらせるなどの記載がされているものになります。
そしてその期間によってまた呼び方も違ったりします。
☆マスター工程表
マスター工程表は全体の工事期間をあらわしたものです、工事期間の始まりから終わりまでの工程をどのような順番で施工していくかを書いてくものです。
これをまず書くことによって全体の流れが把握でき、さまざまな業種の営業や番頭が自分の工事するタイミングが、この辺にきてこのくらいの期間ぐらいだろうと、把握することができます。
また使用用途としては、
・全体の工事期間を把握させる
・全体のなかの大まかな工事の種類を把握することができる
・仮設足場の設置期間やリース期間が把握できる
・製品の発注など、を事前にいつまでに発注しなくてはならないかが把握できる
とこのようにマスター工程は全体の工事期間を把握できることが重要になります。
又実際の工程がマスター工程よりも遅れている場合は、マスター工程に書いてる大項目のなかで縮める努力等を行わなければなりません。
なのでいくら大項目で工程を書くとは言え、適正な期間や工事手順で書いていかないと、後々調整が聞かなかったり工事が明らかに間に合わないなどの問題が生じてしまいます。
書くのには経験や歩掛かり計算や工事条件なのどを十分考慮しましょう。
※歩掛かりは→ 一人あたりどの程度工事ができるかの目安
☆月間工程表
月間工程表は月の日数で分けた工程表になります。
8月1日~8月31日の作業などを細かく日毎に書いて行くような形になります。
マスター工程表で書いた大まかな工事工程を、月の日毎で書くことによって細かな工事工程を把握する事ができます。
使用用途としては
・施工業者へ実際の工程を知らせる
・他業種間のラップ作業調整などを行う
・重機や搬入物の調整を行う
・段取りの確認を行う
・イベントや全休日を確認する
などの使い方ができます。例えばマスター工程業では8月を【内装工事】という線で引いていたとしたら、月間工程表では【LGS】→【鋼製建具取付】→【ボード張り】というような形で細かく業種ごとに工程表を書いて行きます。
そうすることにより、業種の違う職人さんが、いつから自分の工事を始めていつまでに終わらせれば良いのかを把握することができます。
私の経験上ではできるだけ細かく書いたほうが、書くのには時間がかかるが、手配をするときは、
月間工程表を業者に一斉に配布することで手配ができるのでスムーズに工事に取りかかる事ができますし、
自分で工事の流れが把握できるので打合せもスムーズに行う事ができると思います。
☆週間工程
月間工程表を完璧に書き上げ、業者も完璧に手配をし、実際工事を行っていると、搬入のトラブルや、天候により作業中止、人数不足による工事の遅延などで月間工程表とずれが生じてきます。
そんなときにずれた工程表をまるまる1ヶ月分書き直すのが面倒な時に役に立つのが週間工程表です。
週間工程は、人にもよるが1週間から2週間(時には3週間)の工程を書いて、日々の職長さんたちとの打合せで使用していきます。
とはいえ私の場合は、月間工程表をそのまま修正して使用することが多いです(週間工程表を別で書くのが手間だし)、なので週間工程表は書く人は書くし書かない人は書かないという形になります。
役所工事では提出させられることが結構あります。
☆まとめ
工程表はいかに工事の種類や工事の順番、施工方法などを把握しながら、経験と歩掛かりを考慮して書き、その書いた工程通り工事を進めるかにかかっています。
自分で書いた工程表通り工事が進んでいる、又は書いたよりも早く工事が進んでいる場合は、順調に工事が進んでいる証拠です。
順調にいっている時は自分を褒めてあげてください!!